2008年01月26日

XPとVistaのデュアルブート

 先日の記事でXPのインストールCD(AHCIドライバ対応)とパーティションの準備ができたので、XPとVistaのデュアルブートに挑戦してみます。パーティション操作の時と同様、既存データが消えるリスクがありますので、バックアップしてから実施します。
 デュアルブートの前に、前提となる記事をまとめておきます。
パーティションを切りなおして再インストール? (←HDD空き領域の確保)
AHCIドライバ組み込みXPインストールCDの作成
XPとのデュアルブート用パーティションの準備

XP用ドライバとVistaBootProのダウンロード

 XPをインストールする前に、XP用のドライバをダウンロードします。
 また、VistaのPCに後からXPをデュアルブートでインストールすると、HDDのブート関連のファイルがXPのものになってしまってVistaを起動できなくなるため、これを修正するVistaBootProというフリーソフトもダウンロードしておきます。

XP用のドライバ

 ドライバは、DELLのサイトからダウンロードします。日本のDELLのInspiron 1720用のページだけでは全ては揃いませんので、USのDELLのサイトや、ハードウェア構成が似ているInspiron 1520用のページからも探します。
 いろいろダウンロードしましたが、最終的に使ったのは以下のドライバでした。DELL USサイトへのリンクが多いですが、現在では日本のサイトでも配布されているものもありますので、そちらを使う方がいいかもしれません。
●Intel Chipset
 ・R153997.EXE
●Intel Matrix Storage Manager Application(AHCIの場合のみ)
 ・R154198.EXE
●無線LAN
 ・R171131.EXE
 ・R162289.EXE
●有線LAN
 ・R149798.EXE
●ビデオカード
 ・R173730.EXE
●サウンド
 ・R171789.EXE
●モデム
 ・R167368.EXE ←現在はダウンロードできないようです。
  (R147115.EXEであればダウンロードできるようですが、試していません)
●メモリカード
 ・R141246.EXE
●Bluetooth
 ・R161378.EXE
●Webカメラ
 ・R165116.EXE
 以下のドライバもインストールできるようですが、私は使わないのでインストールしませんでした。
●タッチパッド
 R155586.EXE
●Webcam ユーティリティ
 R160320.EXE

VistaBootProと.NET Framework 2.0のダウンロード

 VistaBootProは以下の公式サイトからダウンロードします。
VistaBootPro公式サイト
ページの下の方にある「Download: Primary」のリンクでダウンロードできます。
 また、VistaBootProを使うには.NET Framework 2.0が必要ですので、Microsoftのサイトからダウンロードします。
.NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x86)
ドライバ、VistaBootPro、.NET Framework 2.0をダウンロードしたら、USBメモリ、CD-RW等にコピーしておきます(XPからVistaのパーティションも参照できるようですので、Vistaでわかるところに保存しておいてもいいと思います)。

XPのインストール

 準備ができたら、先日の「AHCIドライバ組み込みXPインストールCDの作成」で作成したCDでPCを起動し、XPをインストールします。HDDのパーティションは40GBが空いていますので、XPのインストーラで20GBの領域を作ってインストールしました。AHCIドライバを組み込んでいるので、一般的なXPのインストール手順で特に問題無く完了しました。

Vistaを起動できるように設定

 Vistaで動いているPCにXPを後からインストールすると、XPしか起動できなくなります。このあたりのしくみについては、「VistaとXPのマルチブート」にわかりやすい説明があります。これを是正するには、コマンドプロンプトでBootsect, Bcdeditなどのコマンドで設定すればよいようですが、これをGUIで設定できるフリーソフトがVistaBootProです。

.NET Framework 2.0, VistaBootProのインストール

 まず、今インストールしたXPに.NET Framework 2.0をインストールします。先にダウンロードしたインストーラを実行すれば、特に迷うところも無くインストールできると思います。
 続けてVistaBootProもインストールします。こちらも、インストーラを実行するだけで簡単にインストールできます。

VistaBootProでの設定

 すべてのプログラムからVistaBootProを起動します。Vistaを起動できるようにする設定は、「Windows VistaとXPのデュアルブートを設定する」や「VistaとXPのデュアルブートには、『VistaBootPRO』が絶対オススメ」に記載があります。この通りにすると、こちらの環境では少しエラーが表示されたのですが、デュアルブートはできるようになりました。具体的には以下の手順です。

1. 初回起動時に、現在の設定をバックアップするようなダイアログが表示されますので、念のためバックアップしておきます。
2. 「System Bootloader」をクリックし「Windows Vista Bootloader (Uninstall Legacy Bootloader)」と「All Drives」にチェックを入れて、右下の「Install Bootloader」をクリックします。
vistaboorpro-10.PNG
成功すると以下のダイアログが表示されます。
vistaboorpro-11.PNG
3. 「Manage BCD OS Entries」をクリックし、「Add New OS Entry」にチェックを入れて「OS Name」にXPの名前を記入し「OS Type」で「Windows Legacy」を選択、最後に「OS Drive」で「C:」を選択して、「Apply Updates」をクリックします。
vistaboorpro-12.PNG
そうすると、以下のようなエラーが表示されました。
vistaboorpro-13.PNG
どう見ても、VistaBootProが設定中にエラーが発生したと読めますし、「是正するためにDiagnosticsを起動する」よう勧められますが、何故か、何もしなくてもデュアルブートができるようになっています。エラーは気になりますが、いろいろ調べても原因がわからない状態です。もしかしたら、DELLの診断ツールやリカバリ領域に問題が発生しているかもしれませんが....。とりあえずデュアルブートはできているので、このまま使っていくこととします。

XP側のレジストリ設定

 これで、とりあえずPC起動時にVistaとXPを選択できるようになりますが、そうすると、別の問題が一つ発生するようです。詳しくは「Vistaデュアルブート時のシステム復元の有効化」等に記載がある通り、「XPを起動する度にVistaの復元ポイントが全て削除される」というものです。解決策も、先のページに記載があり、レジストリを設定することで回避できるようですので、設定しておきました。

XP用ドライバのインストール

 ここまで来れば、あとはXP用のドライバをインストールしていくだけです。DELLからダウンロードしたドライバは全て実行形式ですので、基本的には順番に実行していけばインストールできます。
 一点だけ、サウンドドライバがすんなりとインストールできませんでした。環境にもよるのかもしれませんが、私が遭遇した事象についてだけ記載しておきます。
 サウンドドライバはR171789.EXEですが、これを実行するとエラーが発生しました。
R171789-3.PNG
この前後、いろいろと操作をしたため正確な手順が思い出せないのですが、デバイスマネージャ(マイコンピュータ右クリック→プロパティ→ハードウェア→デバイスマネージャ)で「操作」→「ハードウェア更新のスキャン」をクリックしたり、
R171789-4.png
デバイスマネージャで「?」となっているデバイスを開いて「ドライバの更新」→「Windows Updateに接続しない」→「自動でインストール」といった操作をすると、何故か「sthda.sys」「st325602.dll」というファイルを要求されるダイアログが表示されました。いずれもR171789のドライバ展開フォルダである「G:\dell\drivers\R171789\WDM」に入っていましたので、ここを指定するとインストールできたようです。その後、モデムドライバのインストールは、R167368.EXEにて完了しました。
 サウンドドライバとモデムドライバは、もっとスマートが手順があると思うのですが、わからないまま終わってしまいました。

XPの動作状況

 以上でVistaとXPとのデュアルブートができるようになりました。VistaBootProのメッセージとサウンドドライバのインストール手順がちょっと気持ち悪いですが、今のところはエラー等は発生していません。各機能を使い込んだわけではないので、ドライバの安定性までは確認できていませんが。
 HDDパーティションの状況をXPから見ると、以下のような感じです。
xpdiskmanager-1.png
「OS(C:)」がプレインストールされていたVistaで、「XP(G:)」が今回インストールしたXPになります。XPからは、Media Directのパーティションを含めて、拡張パーティションに見えていますね。Vistaから見たときの「基本パーティション4つ」は一体何だったのか、と思いました。
 XPを使っていると、Vistaに比べて操作感は確かに軽くなった感じはします。何年も使ってきて慣れているからか、なんとなく安定感も感じます。とはいえ、OSの操作感という点ではそれほど劇的な差があるわけでもなく、Inspiron1720のスペックであればメモリが2G以上あればVistaでも重くて困るほどでは無いので、Vista上のVMWareでXPを使ってもよいかも、とも思いました。

posted by k at 23:57 | 東京 ☀ | Comment(3) | TrackBack(1) | Windows、ドライバ
この記事へのコメント
こんにちは。
デュアルブートで使用するXPについてのコメントを返していただき、ありがとうございます。
私自身、PCに関する知識が十分でないので、もう少しこちらのブログ等をよく読んでから挑戦してみようと思います。
先日、同じInspiron1720ユーザーとなりましたのでこのブログを楽しみにしています。
Posted by しょうえい at 2008年02月03日 13:33
私はXPSM1330なのですが、こちらのブログのおかげで素人の私でも難なくXPデュアルブートができました^^。ありがとうございます。
これからも、こちらのブログUPを楽しみにしています。
Posted by ハク at 2008年09月05日 01:53
コメントありがとうございます。
ずっと返答ができていなくてすみません。
長い間、ブログを書く時間がとれていませんでしたが、また少し書いてみたいと思います。

Posted by k at 2008年12月04日 00:25
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